【公民】コロナで国債発行 国の借金が増えて大丈夫?

たけにゃんのニュース解説
この記事は約3分で読めます。

 政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4月にもまとめる緊急経済対策の財源確保に向け、国の新たな借金となる赤字国債を追加発行する検討に入った、と21日付で新聞各社が報じました。

たーにゃん
たーにゃん

国が借金増やすってさ。お金が足りないんだって。

 さて、国の借金ですが、2019年12月末時点で1110兆7807億円となり、過去最大を更新しています。日本の人口(1億2388万人)を基に単純計算すると、国民1人当たりの借金は約896万円になるそうです。

たーにゃん
たーにゃん

おいおい、896万円の借金って、今日生まれた赤ちゃんにも?どーすんこれ?

  ところが、各新聞記事の書き方ではこんな感じなのですが、実際はちょっと違っていて、私たちが借金をしているわけではないのです。国の借金は、「政府」の借金なのです。 政府の借金と聞いてもまだ安心できませんよね。だって、私たちは日本に住んでいますし、借金返済のために増税されては困ります。もう少し調べてみました。

貸している人は国民

 一番のポイントになりますが、政府は借金をする時に「国債」というものを発行します。それを誰かが買うことによって、お金が政府に行く仕組みです。国債はお金を貸している証明で、5年や10年と契約期間が終わったら必ず帰ってきます。だから、国債を買うことは、自由に引き出すことはできませんが、一定期間お金を預けているのと同じようなものです。

国の借金は、国民のお金で余裕のあるところを、政府が借りているようなものなんだね。余裕のない人は国債は買いませんから。

 昔は、国債の利率が高くて銀行に預けるより儲かる時代がありました。今でも、「個人向け国債」って聞くでしょ。国が発行するので安心・安全だし、減ることが無いので今でも人気です。

じゃあ、ジャンジャン国債を発行したらいいんじゃない?

 確かに国民の貯金を運用するという部分では、お金が動くので景気もいい感じがします。でも、国民に借金しながら政治がおこなわれている状況は健全とはいえないですよね。

お母さん
お母さん

みっちゃん、お年玉から2万円貸して!しばらく使わないんでしょ?後で返すから。

家族で考えるとこんな感じです。娘に借金しているけど、一家としては借金していないですよね。娘からしたら、母に2万円貸しているから、お母さんが信用できる人なら必ず帰ってくるので安心です。

 日本の国債は94%が日本国民が買っているんですって。だから、国として外国に借金がたくさんあるわけではないのです。

なんだか、安心できるような気がしてきたけど、2010年にはギリシャの財政危機ってあったよ。日本でも起こらないの?

 まず、誰に借りているかってこと。日本は国民がほとんどであるのに対して、ギリシャは国内の貯金が少なかったから、海外の人に買ってもらっているの。となると…

となりの山田さんに、20万円借りたけど、返さないとだめよね・・・うちのどこにもお金はないわ・・・

 よそのお宅に借りたものはなおのことしっかり返さないとね、あと通過についても重要。ギリシャは自国の通貨が無い(昔はドラクマってのがあった)ので、ユーロというヨーロッパ共通のお金を使っているの。日本はご存知「円」でしょ?実はこの違いが大きいの。

円が足りなければ政府は「発行」できます。

 そうそう、いざとなれば日本政府はお金を作ることができます。もちろん、そんなことをたくさんやったら、お金の信用が下がって大変なことになるから頻繁にはできませんが、お金を返せないってことはないよね、自分でお金を発行できないギリシャとはここも違うの。

以上、国債が政府の借金っていう話と、毎年膨れ上がる国の借金が絶望的ではないというお話でした。

でも、政府だって収入が多くて支出が少ない方がいいに決まっています。国民の貯金だって無限ではありません。税金の無駄遣いはやめて、財政の健全化を目指すことはやっぱり大切なことですね

タイトルとURLをコピーしました